【大杉谷~大台ケ原 登山①】 国内屈指の絶景秘境!感動続きの登山ルートをご紹介
2020年度、初の登山に9月ようやく行くことができました!
しかも念願の大杉谷~大台ケ原という、3年くらい思いを馳せていた場所です!
大杉谷は、東日本の人からはあまり知られていないですが、
日本最大峡谷の1つとして言われており、黒部峡谷(富山)・清津峡谷(新潟)と大杉谷(三重)です。
大台ケ原は関西圏の方からは割と知られているのではないでしょうか。
奈良にあるドライブの定番スポットらしいですね。
そんな駐車場もある大台ケ原に、三重の大杉谷からアプローチする登山道がありまして、
それがもう本当に言葉を失うくらい美しい峡谷の登山道なんです。
その美しさとアクセスの悪さから、大杉谷は「日本屈指の秘境」とも言われています。
そんな秘境に行ってきたので、初日と2日目の2部構成でご紹介します!
2日目はこちら!
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1.大杉谷のアクセスと登山概要
・大杉谷へのアクセス
大杉谷は三重の内陸部にあって、ほぼ奈良との県境にあります。
最寄りの大きな町は松坂で、私は松坂に前泊しました。
そしてこれが秘境たる所以の1つだと思うのですが、
アクセスの悪さがすごいです笑
大杉谷の登山口にはちょっとだけ駐車スペースもあるので、
ピストンでいくならマイカーでもいけますが、
大台ケ原まで抜けるのであればマイカーは無理ですよね。
大杉谷登山口まではJR三瀬谷駅からバスが毎日でてます。
ただ、完全予約制で14名を下回ると運行されません笑
※詳細はこちら ⇒ http://www.ma.mctv.ne.jp/~s-pearl/tozanbus.html
バスが運行するかどうかは事前に連絡してくれますので、
もしNGだった場合、事前にタクシーを三瀬谷駅に手配しましょう。
こちらに手配可能なタクシー会社の電話番号が載っています。
ちなみに三瀬谷駅前はコンビニもスーパーもないので、
買い出しは三瀬谷に到着する前にしておいたほうがいいです。
今回は登山客も少なくバスが出なかったのでタクシーでいきました。
8,000円くらいで50分くらい乗ってました。
こんな長時間タクシー乗ったの初めて笑
・大杉谷~大台ケ原の登山ルート概要
さて、登山ルートですが、決して簡単な道ではないです。
スニーカーとかは絶対NGですし、2日目の道のりはまあまあきついので、
初心者だけでいくのはあまりオススメできないです。
ちなみにピストンなら日帰り可ですが、
大台ケ原に1日でいくのはスーパー健脚じゃないと無理だと思います。
ちなみに休憩含めてこんな感じのコースタイムです。
1日目:4時間半
~桃の木小屋泊~
2日目:7時間半(大台ケ原ハイキング含む)
1日目は多少のアップダウンがあるだけで、余裕なんですが、
2日目はしばらく大杉谷を歩いた後、一気に日出ヶ岳まで登るのでハードです。
しっかり準備していきましょう。
加えて、大杉谷のエリアは日本で最も雨が降る多雨地帯です。
滑落者もしばしば出てるらしいので、天気予報はちゃんと確認しましょう。
2.【初日】美しい川と滝を見ながら森林浴!
三瀬谷駅からタクシーに乗り、登山口にたどりつきました。
トイレはここが最後なので済ませておきましょう。
準備運動も済ませていざ出発!
ちょっと歩くと発電所が現れます。
水力発電所ですねー。
現代的なものはこれが最後かあと思いつつ、横の砂利道を進みます。
(毎日ここまで出勤している電力会社の人がいるのかなぁ、、)
入山早々、さっそく大杉谷らしい道の登場です。
鎖に手を添えながら進みます。
写真見ると結構びびりますけど、実際いくとあまり怖くないです。
この崖っぷちの道歩くのは冒険心がくすぐられてテンションがあがります。
そしてすでに川の色がきれい、、、!
唯一ちょっと怖かったのがここ。
見るからにツルツル笑
しっかり鎖を握って歩きます。
そもそもこの前日、豪雨があったらしく地面が濡れてるところが多く、
気を付けながら進みます。
曇天でもきれい!こういう峡谷の景色大好きなんですよねー
こんな簡易的なつり橋もたくさんでてきます。
結構揺れるけどこういうのもワクワクします。
今回、さっきも言った通り、豪雨の翌日で道中の滝の水量がものすごいんです。
おそらく本来はちょろちょろとしか流れていないような滝も、いい感じに♪
ミネラルウォーターのCMみたいな光景!
川の岩も少しずつ大きくなっていきます。
そしてやっぱり水の色がきれいなエメラルドグリーン!
一瞬河原に降りられるところもあります。
つり橋パート2!
横からみるとかっこいい!
苔もきれい!
そして大杉谷の魅力の1つ、たくさんの滝もここからどんどん現れてきます。
まずは千尋滝!水量が多くて何股にも分かれてるのが天然水のCMです。
相変わらず滝つぼの色が美しい、、、
登山道を普通に滝が流れてます(たぶん前日の豪雨が理由)
崖っぷちをどんどん進みます
この岩の間を通るんですが、完全に水が流れ落ちてる笑
でも冷たくてきもちいい!
そして2時間ほど歩いて大杉谷のメインスポット、「シシ淵」に到着です!
大杉谷の代表的な風景です。
それがこちら!
崖の間に滝が見えて、河原周辺はとっても穏やかなエメラルドグリーンの流れ。
川の流れ以外、時が止まったかのような静かな空間が広がります。
はぁ、神々しい、、、
後ろを振り返っても美しい
同行者にいい感じの写真を撮ってもらいました。
映えですね。
しばらくこの景色を味わった後、ランチタイムです!
北海道で買った、カニラーメンにホタテの貝柱を乗せました。
うますぎ!
だいぶコースタイムを巻いていたので、シシ淵でまだまだのんびりできるとなり、
合計1時間くらいシシ淵でぼーっとしてました。
無限に居られる案件です。
後ろ髪引かれながら、桃の木小屋を目指します。
シシ淵をでてすぐ、また名もなき滝が道を横断してます。
いちいちきれいなんですよ。罪な場所です。
そして初日ラスト滝。ニコニコ滝です。
これは今までと違って豪快な一直線に落ちる滝ですね!
かっこよく美しい。
さらに進むとこのつり橋!かっこいい~!
さてここまできたら、もうすぐ初日のゴール、桃の木小屋です。
3.【桃の木小屋泊】目の前もエメラルドグリーンの川
スタートして4時間後、最後のつり橋が現れました。
その向こうに桃の木小屋です!ゴール!
初日は距離も短いし、獲得標高もたいしたことないので、余力を残してのゴールです。
外見はちょっとぼろそうですが、中はすっごいきれいです。
桃の木小屋の魅力はお風呂があることです。
別に大きいお風呂でもないし、お湯の入れ替えもなく、当然石鹸の使用も禁止なので
正直あれですが、それでも汗を流せるだけでも幸せです。
そして小屋の目の前の景色もいい感じ!
水の色がどんどんきれいになっていきます。
あとは山小屋の楽しみといったら何といってもご飯ですよね!
夕食はこちら。
とんかつにエビフライ2本、とってもボリューミー!
普段だったら食べられないけど登山中は食べられちゃうんですよねー
ご飯とお味噌汁もおかわりできます。
ご飯食べた後は、食堂に置いてある「山と渓谷」を見ながら、
1年ぶりに会った同行者と山談義して就寝します。
そして翌朝の朝食はこちら!
シンプルな朝食だけど、結局こういうのが一番おいしいんですよね~
2日目はハードということは知っていたのでご飯をおかわりします。
腹10分目までしっかり食べてエネルギー補給をして出発の準備をします。
というわけで、大杉谷のご紹介第1部はここで終わりです。
第2部は大杉谷の本気と大台ケ原の絶景をご紹介します。
<第2部はこちら>
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