
世界三大仏教遺跡の一つ、ボロブドゥール寺院。そして、もう一つの世界遺産プランバナン寺院。この2つの壮大な遺跡を擁するインドネシアの古都ジョグジャカルタへの旅行を考えていませんか?
「バリやジャカルタからは遠そう」「個人で行くのは難しそう」と不安に感じる方も多いかもしれません。しかし、実は個人でも安く、安全に、そしてロマンたっぷりの旅を楽しむことができます。
この記事では、ジョグジャカルタへの行き方から、現地での交通手段、遺跡の回り方、おすすめのグルメまで、実際に旅した経験をもとに徹底解説します。歴史と文化が息づく街ジョグジャカルタで、忘れられない旅を体験しましょう!
旅の拠点「ジョグジャカルタ」基本情報とアクセス
ボロブドゥール観光の拠点となるジョグジャカルタは、インドネシアのジャワ島中部に位置する文化と歴史の中心地です。
ジョグジャカルタまでの行き方
ジョグジャカルタには国際空港があり、日本からはジャカルタやバリ島を経由してアクセスするのが一般的です。
市街地へのアクセス
空港から市街地へは、電車やタクシーで移動できます。
お勧めは鉄道です!
料金は特急でも約500円と格安。空港駅からジョグジャカルタ駅まで約20分でアクセスできます。
チケット売り場には英語ができるスタッフがいるので、買い方わからなくてもサポートしてくれます。

ジョグジャカルタ市内の様子と治安
街の中心マリオボロ通りは、夜になると多くの人で賑わい、活気に満ちています。ストリートミュージシャンの演奏が響き渡り、まるで街全体が陽気な祭りのようです。
大通りは人通りも多く、比較的安全ですが、一本道に入ると暗い場所もあるため、夜間の一人歩きや貴重品の管理には注意しましょう。移動にはGrabが便利で安全です。
きれいなショッピングセンターやカフェ、スタバとかもあるので、異国の空気に疲れたらこの辺で休憩するのがいいですね!

個性的なジョグジャカルタグルメたち
旅の楽しみの一つ、食事。ジョグジャカルタには、ローカルフードからカフェまで多様なグルメがあります。
その1:ナシチャンプル
「ナシ」はご飯、「チャンプル」は混ぜるという意味です。
実は沖縄料理にもある「チャンプル」のルーツはインドネシアなんだとか。
プレートの真ん中に白ごはんがあって、周りにはいろんな種類のおかずがのった料理です。
スパイシーなチキンや牛肉の煮込み、卵料理、そして野菜の炒め物など、色とりどりのおかずがあるのが醍醐味。
一口ごとに違う味が楽しめるので、飽きることがありません。どのおかずもスパイスが効いていてご飯が進みます。
この一皿で、ジョグジャカルタの食文化をまるごと体験できるいっても過言ではないです!

食べたお店 >> https://maps.app.goo.gl/LL9Ra2BBivSLbU4e9
↑インドネシア来た感ある雰囲気が最高!
その2:ナシゴレン
インドネシア料理といえば、やっぱり「ナシ・ゴレン」!
パラパラに炒められたご飯に、甘辛いケチャップ・マニス(甘い醤油)とスパイスが絡み合った、間違いのない美味しさです。
屋台から高級レストランまで、どこでも楽しめる定番料理です。
まぁつまりチャーハンですね。日本人にもなじみのある味です。

食べたお店 >> https://maps.app.goo.gl/KE1P7Z2pdxxr5WpV9
その3:ナシグドゥ
ジョグジャカルタを代表する郷土料理といえば「ナシ・グドゥ」。
まだ熟していない青いジャックフルーツと鶏肉を、ココナッツミルクとヤシ砂糖、スパイスでじっくり煮込んだものです。
これは、、、、日本人はなかなか受け入れ難い味な気がします。
おいしそうではないなーと思いつつもチャレンジしてみましたが、自分はほとんど残しました。
とにかく甘い。スパイス+砂糖+フルーツで鶏肉が煮込まれていてそれがご飯に乗っている感じです。
ちなみに隣に写っているのはテンペというこれまたジョグジャカルタの郷土料理です。
大豆を発酵させて固めたもの。
日本の納豆に似ていますが、独特の匂いや粘りはなく、きなこのような風味があります。
これも正直全然おいしくない。超絶大豆よりの厚揚げで、大豆を軽くつぶしてそのまま揚げたような味です。
この2つをセットで注文してほとんど残したのでそっとお会計して退店しました、、笑

その4:ミーアヤム
「ミー・アヤム」は、鶏肉のそぼろと青菜が乗った温かい鶏出汁の麺料理。
日本でいうとまぜそばに近いのかな?
屋台で手軽に食べられるB級グルメの代表格です。
これはまじで激うま!しかも超ローカル店で食べたからか、160円でした。

食べたお店>> https://maps.app.goo.gl/fHKZSQHD2ntefTkDA
↑店員の兄ちゃんが呪術廻戦Tシャツ着ててちょっと盛り上がった笑
その5:ミーゴレン
「ナシ・ゴレン」と並んでインドネシアの国民食となっているのが、炒め麺の「ミー・ゴレン」です。
卵麺をえびや鶏肉や野菜と一緒に、ナシ・ゴレンと同じように甘辛いソースで炒めています。
これはエビのミーゴレン。間違いない味ですね。
ボロブドゥール遺跡の中にあるお店で食べたので盛り付けもだいぶオシャレな感じです。

【世界遺産】ボロブドゥール寺院への行き方と観光のポイント
さて、ジョグジャカルタ旅のメインofメイン、『ボロブドゥール』のお話です。
ジョグジャカルタ観光のハイライト、ボロブドゥール寺院。アンコール・ワットやバガン遺跡と並び、世界三大仏教遺跡に数えられます。

ボロブドゥール寺院までの安い行き方
そのボロブドゥールへの行き方ですが、少し難易度が高い、、
現地ツアーとか申し込んじゃえば簡単ですが、お金もったいない!
せめてGrabでいきましょう。さらに行きはバスを組み合わせることでだいぶ節約できます。
ジョグジャカルタからボロブドゥールまでは、主にツアー、Grab、路線バスのいずれかで移動します。
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市街地からJomborバスターミナルへ(Grab): 市街地から北にあるJomborバスターミナルまではGrabを利用。
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Jomborからボロブドゥール最寄りバス停へ(路線バス):
バスターミナルで降りた瞬間、バスターミナルのおっちゃんにでかい声で「ボロブドゥール!!!!」と言われながらバスを指さされます。
なのでそのバスに乗り込みましょう。
ちなみに自分は超オンボロバスでした笑
バスにのって出発し始めると運賃回収されます。
路線バスなのでいろんなバス停でとまります。
どこで降りればいいのかはわかりません笑
でもボロブドゥールの最寄りのバス停に着いたら「ボロブドゥール!」って叫んでくれます。
もう外国人って時点でボロブドゥールで降りると思われてますが、念のため「ボロブドゥール!」とかで伝えておきましょう。
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バス停から遺跡へ(Grab): バス停から遺跡まではGrabで移動。ここで降りる観光客は何人かいるんどえ相乗りすればさらに安く済みます!
旅慣れてないとこの辺ちょっと怖いけどインドネシアの人は優しいので大丈夫!
最悪変なところで降ろされてもGrab呼べばどうにかなります。
ボロブドゥール遺跡 観光のポイント
ボロブドゥール遺跡に入場するにはチケットが必要です。
当日券と事前予約があって当日券だと遺跡の上まで登れません。
遺跡の上までいきたければ事前予約必須なので注意です!
てか遺跡の上までいったほうがいいです!!!
遺跡の上にいくのは個人ではNGで、必ずガイド同行になります。
ちょっとめんどくさいですが、それでも絶対上にはいったほうがいい。
チケットカウンターを通過するとトロッコ電車みたいなのに乗せられて、
ツアー受付に到着します。
まずはチケットをみせて遺跡にのぼる用のサンダルを受け取ります。
このサンダルは持ち帰りできるのでちょうどいいお土産になりますね笑
その後、隣にあるカウンターで人数を伝えるとツアー番号を伝えられて待合スペースで待機します。
ツアー番号を呼ばれたらガイドのところにいってツアー開始です。
英語弱者はこの流れがよく掴めなくてあわあわしちゃいました笑
ガイドさんに連れられて燦々と降り注ぐ太陽の下、歩き始めるとどでかい遺跡がドーン!と現れます。
ガイドを受けながらボロブドゥール遺跡の頂上へ。

ガイドさんの興味深い話を聞きながら階段を上るたびに、仏像やストゥーパと呼ばれる囲いみたいなやつの壮大なスケールに圧倒されました。

神秘的な姿でそびえ立つその光景は、歴史ロマンを感じずにはいられません。
一つひとつの仏像が放つ静謐なオーラと、広大な景色が織りなす絶景に、ただただ感動しっぱなしの最高の体験でした。
壁面はブッダの一生を描いているらしく、すべてが違う絵なんだって。
まじすごい。

【世界遺産】プランバナン寺院群への行き方と見どころ
ジョグジャカルタにある遺跡といえばボロブドゥールですが、もう1つある遺跡群も必ずいくことになるでしょう。
それが『プランバナン寺院』です。
プランバナン寺院は仏教遺跡のボロブドゥールとは対照的に、ヒンドゥー教の寺院群です。
ジョグジャカルタがあるジャワ島は、仏教→ヒンズー教→イスラム教と変化していったのも興味深いポイントです。

プランバナン寺院までの安い行き方
プランバナン寺院の行き方ですが、これまた現地ツアーでいくのはもったいないし、Grabすらもったいないです。
お勧めの行き方は路線バスです。
路線バスのバス停は、マリオボロ通りのきれいなショッピングセンターから歩いてすぐのところにあります。
スタッフが立っているので、お金を払ってバス停の中にはいる方式です。
外国人とわかるとここでも「プランバナンにいくの?」と聞いてくれました。
いくつかの路線があるので注意なんですが、「プランバナンにいくバスがきたら教えるね」といってくれました。
とっても優しい!!
そして運賃は30円程度笑
海外の路線バスってシステムよくわからないしちょっと怖いですが、
スタッフさん優しいし30円だし路線バス一択です!
プランバナンのバス停についたらプランバナンだよ!!って言ってくれるので安心。
降りる人も多いので間違えることはないかと。
プランバナン寺院の観光のポイント
昼間の青空のもと、天高くそびえ立つ尖塔は迫力満点!
一つひとつの寺院に刻まれた、壮大な物語「ラーマーヤナ」のレリーフは、時を超えた芸術作品そのもので、その繊細さにただただ感動です。
そして、プランバナン寺院のお勧めは夕暮れ時。
茜色に染まる空を背景に浮かび上がる寺院のシルエットは、なんともいえないロマンチックな光景。
厳な姿をたたえる遺跡に沈む夕日は、言葉にならないほど美しい、、

さらに、ここには遺跡群という形でいくつかの遺跡が存在します。
プランバナン寺院の北側に広がるエリアには、さらに神秘的な仏教遺跡が点在しています。
メインのプランバナン寺院から少し歩くと現れるのが、まるで千の寺院があるかのように見えるセウ寺院。
崩れた石や、再建された塔が立ち並ぶ姿は、悠久の時を物語っているようでした。
「千」という意味を持つセウ寺院には、かつて240基以上の小祠堂があったとされ、その規模に圧倒されます。
さらに進むと、ルンブン寺院とブブラ寺院が静かに佇んでいます。
ルンブン寺院は「米蔵」を意味する名前の通り、どこか素朴で可愛らしい印象。
一方、ブブラ寺院は「廃墟」を意味し、発見された当時は文字通り石の山だったそうです。
しかし、見事に修復された姿は、かつての荘厳な姿を想像させてくれます。
それぞれの遺跡が持つ個性や歴史に触れるたびに、この地がかつてヒンドゥー教と仏教が共存していた一大宗教都市だったことを肌で感じることができました。


ということで、インドネシアのジョグジャカルタ旅について紹介してきました。
ジョグジャカルタはとにかく安い物価に壮大な遺跡たちで、最高の旅でした。
なんでこんなマイナーなんだろう、、、
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